かぐやひめの特長
竹の土壌改良剤は、一般的に細かく砕いた竹チップを発酵させ製造しています。竹チップを発酵させることで乳酸菌が増殖し、土壌改良剤へと加工されます。このことから、「原材料は竹のみ」という土壌改良剤も少なくありません。
「かぐやひめ」は、そこへ『乳酸菌飲料』を配合。乳酸菌飲料により、通常より多くの乳酸菌を含む土壌改良剤ができました。
土中で糖をエサにして乳酸を発酵させ、雑菌の繁殖を抑制します。
乳酸菌の働きにより、分解されにくいものを分解されると言われています。
かぐやひめの効果
実際に「かぐやひめ」を使用したところ、葉の大きさや成長速度に違いが見られました。また、「かぐやひめ」を使用したきゅうりの方が甘く美味しかった。
(※当社調べ)
不使用
使用
竹に秘められた力
01.竹の生命力と効果
樹木が15〜20m生育するためには数10年かかると言われていますが、竹は僅か1年でその長さに成長します。
- 効果01.「抗酸化」
活性酸素という、モノを酸化する力が非常に強い酸素をブロックする効果があると言われています。
- 効果02.「抗菌効果」
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珪酸(ケイサン)と呼ばれる竹の成長過程で生成される物質が強い抗菌力を持っています。
- 効果03.「消臭効果」
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多孔質といって細かい穴が沢山あいていて、そこに匂い成分を吸着させます。
02.乳酸菌と土壌微生物多様性・活性値 02.乳酸菌と土壌微生物多様性・ 活性値
乳酸菌は、土の中で善玉菌を活性化させ、腐敗菌や病原菌などの悪玉菌を抑制します。
また、これらの微生物の活発な活動により土壌の栄養分を増加させ、通気性、保水性、排水性を高め、土そのものを力強く変えていきます。土を良くするのは、特定の有効微生物の働きではなく多様な微生物が活発に活動することが必要だと言われています。
ある研究によれば、竹試料を用いた土壌微生物多様性・活性値に大きな違いがあったそうです。
土壌微生物 多様性・活性値
土壌微生物 多様性・活性値
03.土壌微生物の活性化
土壌微生物の活性化は、健康な土づくりに欠かせません。土壌微生物が活性化すると、病害虫を抑制することにつながります。つまり、土壌病害や害虫は、土壌内で一定以上の密度にならないと実害が発生しないため、土壌微生物が活性化することで、この密度の問題が解決し、病害虫を抑制することができます。
化学肥料に頼って育つ野菜ではなく、健康な土壌の力と自らの根の力で育つ健康な野菜づくり。
乳酸菌を多く含む竹は、健康な土づくりに大変適した材料と言えるでしょう。
かぐやひめの製造工程
竹林にて専用の重機を使用して、竹を伐採します。
伐採してきた竹を専用の重機・シェーバーで細かく破砕していきます。
シェーバーで破砕した竹をさらに細かくするため、破砕機にて二次破砕します。
破砕した竹チップに野菜くず、飲料工場から出る原料かすを混ぜて、乾燥機に入れ、水分が50%程度になるまで乾燥させます。
堆肥の攪拌によって発酵を促します。
製造工場の管理下にて堆肥の発酵を進行させます。
発酵により乳酸菌が増殖する竹ですが、乳酸菌飲料の追加により多くの乳酸菌を含ませます。
竹チップ全体に乳酸菌が行き渡るように丁寧に混ぜ合わせます。
一つ一つ丁寧に袋詰めされています。
様々な工程を経て、竹から土壌改良剤「かぐやひめ」として、私は土に帰ります。